カラテア

カラテア

 マコヤナ歴およそ12年。害虫との戦いは8年目。いまだにカラテア初心者。

カラテアと乱入者

今日もカラテアを植え替えるぞー!
ここまできたらもう、むしろやる気しかない。
ついにソファで過ごすより、ベランダに出ている時間のほうが多くなった、ように感じた10月もそろそろ終わりの休日。

 

今回は植え替えを午前中に終わらせて、午後からは土のリサイクルをはじめよう。
大丈夫だ動画で学んだ、なんとかなる。

 

 

本日、植え替えの予定はこちら↓
f:id:calathea:20211109224719j:plainストロマンテ・マルチカラー。
それまで好調だったマルチカラーが2021年の夏頃から調子を崩し、葉の数がどんどん枯れていった…。
購入以来そのまま、つまり植え替えられず放置…愛でられてた。
言い訳すると、マルチカラーに似合う鉢探しが後回しで放置されてる間に調子崩しはじめて、慌てて植え替えることになった。

 

鉢もマジックスターと色違いのなんかよさげなのに植え替えようと思ってました。
まずマジックスターを植え替えて、次にマルチカラーの鉢を買って植え替えよう、とのんびりしてたらもうそんな予断を許さない状況になって、マルチカラーの葉がどんどん枯れてこれは早急に植え替えねばと。
マジックスターのために購入された鉢が小さすぎたため、そのまま一回り小さい株のマルチカラーを植え替える鉢となりました。

 

鉢から抜くと、根がびっちり!
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マルチカラーが調子崩したのは根詰まりだったようだ。

 

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根をほぐして、マルチカラーの植え替え完了。

 

 

 

今回は植え替えだけでなく、午後から土のリサイクルを予定している。
そのため植え替えは2株のみ。
次はこちら↓ようやく手に入れたリネアータ!
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テンション上がる!
リネアータはなんとなく、小型なイメージだったのが購入したこれはなかなかに大きく、そしてもちろん美しい…。
スタイリッシュな鉢に植えられていた。
こんな細い鉢にこんな美しい状態で…プロはすごいな!と思いながら鉢から抜く…がなかなか抜けない。
どうやら根が張ってる様子。
葉も数が多くどう贔屓目に見ても元気なリネアータ。
根を茎をできるだけ傷つけないよう、鉢を何度も叩きながら引っこ抜こうとするけど、出ない!
土も湿った状態で抜くにはなお困難。
慎重に、なるべく丁寧に鉢から出そうと格闘してようやく鉢から出した↓
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嬉しい新芽を発見!
反対側にも新芽がいくつかあった!

 

鉢から抜くのに時間がかかった。
空腹もないし12時までもう少し時間があるだろうと、このまま作業を続行。
30分ほどで根をほぐせるだろうと思ったこの作業、かつてないほど時間と根気を要した。
土が湿っていたせいもある。
なにより問題は、細い鉢に根をぎっちり伸ばして幾重にもグルグル巻きに絡まった…いやもう、プレスされて一塊となった元気な根、これが一番の問題だった。

 

ほぐれない…!
土が落ちない、しかも新芽が側面にいくつもあり、乱暴に土を掻こうとすると大事な新芽まで傷つけかねない!
指で少しずつ土を削って、動かせる根を少しずつ…うごか、ない!

 

太い根がどれも形状記憶されて、まったく動かない!
ちょうど写真の新芽のあたりまで、中は強固な根がギッチギチに固まっていた。
水で流そうにも、ベランダの排水を詰まらせそうでできない。
これはもう地道に土をとっていくしかない…。
リネアータを支えながら、中腰で地味な作業を続ける…。

先が見えない作業に、このままポンと新しい鉢に植え替えたくなった。
以前別のカラテアでそれをやったら成長がよろしくなかったこともあり、出来るだけ根をほぐして植え替えるようにしている。
ただ、ここまで根がほぐれないのも今までにない…。
新芽を傷つけないよう格闘する。
だいぶ経過した気がして、時間を確認するためにスマホを見た。

 

 

画面を見て、一瞬でイラつく。
そこには親父からのメッセージがあった。
『きたど。降りてこい』
進まない植え替え、飯も食わずに没頭していた作業中。
それ以上にまさか親父、持ってきたのか、と怒りで荒れる。
リネアータをそっと置くと、ベランダから部屋に戻り、怒りの表情のまま外に待機中の親父のもとへ向かった。

 

嫌な予感がしていた。
というのも朝めずらしく親父からメッセージが届き、よくわからない内容に自分の今日の予定だけを返信して、なかったことにしていた。
そのときのやり取りが
親父「起きたかよ。カラテア要らないのか?霜にやられる」
自分「今日はこれから植え替えを1日かけてやります!」
親父「ヨォ。暗号文」
自分「?????」
自分としては、『今日一日植え替えで忙しいから、邪魔しないでいただきたい』と先に伝えたつもりだった。

 

そもそもなぜか親父が2021年の夏にカラテアを買って、母が庭で育てていた。
自分も持ってるカラテアだったため、実家のそのカラテアを奪うつもりもなかった。
そのまま実家でカラテアを育てるのだろうと思っていたら、まさかの譲渡。
しかも突然、引っこ抜いた裸のカラテアを持ってきた、だと?

 

 

怒りの表情を混ぜて笑いながら親父に対峙。
来るなら来ると、事前に連絡しろと毎回言っても聞いたためしがない。
いや、親父はメッセージをそのように送ったのかもしれない。
植え替えと土のリサイクルに集中したくて、親父の暗号文を解読していなかった。
冷静にあとから親父とのやりとりを見返すと、今日一日植え替え作業ならちょうどいいからカラテアを持っていってやろうと、親父がそう思った思考も読めなくもない…。
むしろそう思わせたかもしれないけど来ることを、カラテアを持ってくることを、了承した覚えはない!!
予定外の植え替えを、増やすな!!

 

笑いながら親父に文句を言うと、あれも持ってきたぞ、と続く。
自分が諦めて、土と一緒に実家に捨て…持って帰った観葉植物アロカシア。
母が拾って生き返らせたぞ、と笑顔で渡された。
もちろん、アロカシアも引っこ抜かれた状態で。

 

だから予定外の植え替えを…。
持ってこられたものは仕方がない。
仕方ないけど、庭で育てられたカラテアとアロカシアは薄汚れ、あろうことかカイガラムシがびっちり…。

親父は満面の笑顔でそい!と渡してくれるが、嫌がらせに等しい。
「葉っぱはいきいきしてても、きれいじゃない…」
予定外の植え替え増に、仕事を増やしてくれた親父にそう感謝を述べ、ため息つきながら部屋に戻った。

 

親父の暗号文例はこちら↓

calathea.hatenablog.com

 

 

 

午後から予定していた土のリサイクル作業を諦めた。
増えた植え替えと、ほぐれないリネアータの根をほぐすことに切り替え、遅れていた昼食をとった。

 

昼食後にソファの上で短い時間やさぐれてからベランダに戻った。
午後一番に作業したのは、カラテアとアロカシアの植え替え。
ちなみに親父が持ってきたカラテアはこちら↓
f:id:calathea:20211109230537j:plainドッティ、うちのドッティより葉が大きくてちょっと嫉妬した。
中央の新芽の中心が白い部分、これカイガラムシがびっちり詰まってます。
根本にも茎の隙間にも白いかたまりがあちこち…。
カイガラムシを見つけ次第、指で潰して…そうするしかない、それが早い…と諦めている。
春まで面倒を見て、あとは妹に譲る予定。

 

ドッティとアロカシアを植え替え後、問題のリネアータの根ほぐしに戻る。
放置時間があり、土が乾いていけるか!?と思ったら、側面の土が少し乾いただけで、根はあいかわらず強固だった…。

ちまちま土を削って、根をほぐす…。
中腰でずっとこの作業をやっていたらさすがに腰が痛い。
短気からではなく、体力が先に尽きそうで手段を変えた。
両手でガッとリネアータを掴みがーっと揺する。
土を力技で落とす!
内心うぉーーーーと雄叫びを上げながらリネアータを全体的に揺らす。
土がパラパラ落ちる。そして体力のない自分も尽きる…。
小休憩をはさみ、肩で息をして再び泥土をちまちま削り、揺すったり、果てには逆さまにして揺すったり… 最低限の気遣いのもとなんとかリネアータの根をほぐし終え、られなかった…。

 

リネアータは元気ですが、自分が疲れた…。
ある程度根がほぐれた状態で妥協して、きっと大丈夫だよと、そっと新しい鉢に植え替えた。

 

 

 

今回のカラテア植え替えはマルチカラーとリネアータの2株だけの予定が、親父の乱入により予定外のドッティとアロカシアまで増え、しかもリネアータの根が強固でほぐれない!という難関付き。

 

夜はソファで泥のようになった。
そろそろ寝る時間だと…のっそり身を起こし、布団に移動する前に…。
ここ最近植え替えて、育成ライト下で監視されているカラテアたちに目をやった。
すぐに異変に気づくよう、状態のよくないカラテアは特に目につきやすい場所に置かれている。
そこでここ数日、急激に様子がおかしくなったカラテアに目がとまり、座り込んで様子をうかがった。
夏は絶好調だった。それがなぜ急に葉が丸くしおれるのか…。
気になって土の状態を探るため指をつっこんだ。
…指から伝わる土のやばい感触に、眠気が飛ぶ!
飛んだけど、戸惑いもあった。
なぜならもう寝る直前で、布団にもぐるだけだったから。
まさか夜中にカラテアを植え替える、だと…?
これも親父のせいか、となすりつけたくなったけど、明らかに自分のメンテナンス不足が原因!
寝てる場合じゃないほど土の状態が非常にまずく、カラテアを抱えて玄関に向かった記録は次回更新…!