カラテア

カラテア

 マコヤナ歴およそ12年。害虫との戦いは8年目。いまだにカラテア初心者。

カラテアと認めよう

うん、育成ライトいい。
もう何年も真っ暗な部屋にただいま…と帰ってましたが、ドアを開けて部屋からもれるやわらかい灯りに、仕事で疲れきった自分をふと笑顔にしてくれる効果まであるから育成ライトすごい。
おしゃれ空間か?とか思ったのは疲れすぎて、いっこくもはやくソファのうえでいやされたいからにちがいない。


室内の電気つけたらおしゃれ空間は一瞬で消え、散らかった部屋が現れました。
残念だよ…。
 

 

植え替え以来ずっと調子を取り戻せないお気に入りのファッシアータを、全力でサポートするために2021年に投入された育成ライト。 
タイマー付き、角度が自由に動かせる、この2点と少しでもお手頃価格を重視して選んだ。
育成ライトいいらしいと、よそ様でちょいちょい見かけて半信半疑ながらの使用開始。
結果は、上記のとおり。
仕事で疲れきってむしゃくしゃしてやさぐれて内心罵詈雑言だった自分を笑顔にする効果もある代物です。
※個人の見解です。

 

本来の、カラテアたちに使用した個人的な見解を。
結論から述べると、
同時期にプロ御用達なる固形肥料も投入したとはいえ、肥料が速効性あるものではないとすると、育成ライト下に置かれたカラテアたちの新芽率が昨年と比べ物にならない。
カビの抑制も期待できる気がする。(明らかな土の白いカビの固まりには×)
さらに、休眠運動していなかった個体のいくつかが休眠運動はじめた気がする。

使用期間として、
朝8時~夜8時の12時間。
毎日連続使用ではなく、曇りや雨の日に(1週間に3~4日)使用。
調節できる光が4段階、一番明るい光で12時間使用していたらこうなった↓
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ライト直下、ベラの美しい葉を焦がしてしまった…申し訳ない。
現在は明るさを2段階落とし、カラテアたちからも距離をとった。

 

育成ライト下に20鉢ほどのカラテアが置かれている。
そのうちの2つ、ロセオピクタとアンジェラが以前はなかった休眠運動をはじめた気がする。

自分は正直、休眠運動にそこまで関心はない。
休眠運動する=カラテア調子いい、の目安だと認識はしている。
うちのカラテアたち…ほぼ全員ずっと…調子よくなかったから…。
マコヤナ歴だけ無駄に重ねてますけど、去年2020年まで、調子いい?うちでは休眠運動するほう個体がめずらしいよ!でした。
しかもマコヤナは現在、調子崩して新芽ゼロ!

 

休眠運動の話で、出来心からカラテアを動画撮影したところ、休眠運動していないと思ってた個体ですら、一日を通すとじわり動く様子が見えた。ので、なおさら休眠運動にこだわらなくてもいいか、と至った。
正直、休眠運動がわかる個体は想像以上に動いていて、撮影した動画を見てちょっ、動きすぎ怖っ!!と思った。
何度見てもそう思う。

 

大事なことなのでもう一度言う。
休眠運動を認識できる個体は想像以上に、むしろ怖いぐらいに動いてる。
撮影して気づいたことがもう一つ。
朝と夜の葉っぱの並びが変わらない個体は、動く時間が違うのかもしれない。そして動いてないと思っていても、わずかに動いている。
葉っぱが動かなくとも、枯れずにいれば問題ないと思うのは、休眠運動以前に枯らしてしまうようなギリギリの状態のカラテアばかりを育てているから…だろうか。


ついでに休眠運動の激しい個体(←朝からばっさーと美しい葉を広げ、夜に帰宅すると明らかに葉を閉じてる)カラテアが、ある日ぱたりと休眠運動しなくなったことがあある。
さすがに毎日激しく休眠運動していた個体が、それをしなくなると気になる。
なんだろうなと2~3日様子をうかがっていた。
ちょうどメンテナンス日になり、葉っぱ拭きと水チェックで休眠運動しない原因がわかった。
水不足!土カラカラ!
水をあげた翌日から、徐々に休眠運動を再開した。
いつも葉っぱが丸くなってから水をやっているため、休眠運動しないのが水やりのタイミングだと気づかなかった。
そのくらいうちでは休眠運動する個体は少ないうえに、調子いい個体が多くなかった。

 

 

 

育成ライトによるカビの抑制について、
水をやるたびにカビの臭いがしたり、植え替え時に根や土にカビが確認できた個体がうちにはいくつもいる。
望んでいない多湿な環境のせいで、植え替えをきっかけにカビが繁殖する個体も多い。
ファッシアータもそうで…。
高値でご購入されたホワイトフュージョン、これもそうで…。
ハダニ繁殖からのカビ発生でほぼ全滅状態。
大株で美しすぎる姿が…見る影もなくなったときの絶望を想像できますか…?
撮影する間もなく枯れたんですよ…?
なぜあの美しい姿を撮影していなかったのか、自分がわからない。

 

枯れたままの大鉢からようやく小鉢に植え替え、植え替え後もカビの影響で成長が止まったままのうちのホワイトフュージョン
わずかな葉っぱも一枚…、また一枚と枯れていく…。
水やりの後、多湿な環境とはいえ1ヶ月近く明らかに土が湿っている。
調子を崩すカラテアは顕著で、水やり後ずっと表面の土が乾かない。
ホワイトフユージョンも、もう…だめだろうな…と思ったけど、わずかな望みを託し…育成ライト下に置いた。

すると成長が止まってたホワイトフュージョンに、新芽が!!
葉っぱが一枚、また一枚と増え、ライト下に置く前は3枚だった葉が現在7枚までに増えた↓(注:エンペラーじゃないです、幼葉すぎてそう見えますけれども)
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そんなことがあり、これはいい!とカビの影響っぽい個体を集めて育成ライト下に集合。
ムサイカも調子を取り戻し新芽確認、メダリオンも新芽が増えた。
カビを少なからず抑制はできそう。
それでもカビを食べるチャタテムシがいくつかの鉢に確認できたので、カビを死滅させるには至らないと結論。
あと、明らかなカビの塊には育成ライトの効果は全くなし。
鉢の中のカビの塊を数日観察しましたが、消えることはなかったため、アルコールスプレーを直接噴射してカビ退治した。

それがビューティースター(仮称)B。
枯らしてしまったビューテイースターを鉢から引っこ抜いた際、根っこが白く生命力を感じられたため、土を新しく植えなおし様子を見ていた。
カビの影響で枯らしたようで、土を変えたというのにまたカビが…。
これはもう今度こそ根腐れしてダメだろう…と思いながら諦めきれず、何度目かのアルコールスプレー噴射後、育成ライト下にそっと置いてみた。

 

数日後。
いやいや、これにはビックリして育成ライト信者になりましたよ!f:id:calathea:20210416213349j:plain
何度もカビがはえたため、アルコールスプレーを直接噴射(新芽ではなく)されたにも関わらず、新芽がきました!
これだけ育つと少し安心ですが、ここから復活を遂げられるかは、正直まだわからない。
注意として、根や茎に直接アルコールスプレーを噴射すると植物を傷める可能性があります。
ビューティースターは新芽が伸びる前の土にカビがはえたこと、新芽がない状態だったためほぼ成長を諦めていたこともあり、土表面のカビ退治に迷うことなく直接アルコールスプレーを噴射しました。 
育成ライト下に置いて新芽確認後から、土の表面にカビも出なくなりました。

 

 

ここまで育成ライトを絶賛してきましたが、そんな厚待遇でもまったく反応なし、の個体もいる。
ムカデが湧いたマコヤナ、ランキフォリア、マジェスティカ、ビッタタなど。
ビッタタ、新芽出してから成長が止まった。
なにかが気に入らないようで、これ以上新芽を成長させたくないようだ。
なぜだ。

マコヤナは、株のわりに鉢が大きすぎてカビのほうが大繁殖してるのかもしれない。
これ以上の植え替えはさすがに根にダメージ与えそうだ、と思いながら土を変えたらまだいるかもしれないムカデも処分できるかもしれない…という思いに揺れている。

 

反応なしと思っていた、カビの影響があったサンデリアーナに、このたびめでたく新芽が確認できたので一安心した↓
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ということで2021年に投入された育成ライト、効果が期待できると認めよう。

 

認めるけど弊害もありまして。
なかなか休めなくて仕事でむしゃくしゃしてた気分が、育成ライトの照らすおしゃれ空間に迎えられるようになって毎日…一刻も早く、うちに帰りたくて、仕方がない気持ちが加速する!!

やすみもえたらきろくこうしんもひんぱんになるのになぁーとか思いながら、今日も育成ライトのやわらかい灯りに照らされて、ソファの上でくつろいで…足をのばしたりしながら、いい雰囲気だな…と思ってたら、パッと灯りが落ちた。
タイマーの12時間が過ぎた瞬間、おしゃれ空間強制終了ですよ。

 

真っ暗な中にぽつん、と取り残される。
…もっとこうさー、徐々に明るさを落としてそろそろ灯り消えますよー的なものを育成ライトに求めるべきではないですね、うん。

 

育成ライトのおかげか、その後も新芽がいくつか確認できましたけれども、貴重な休日はやはり一日中ソファの上でくつろぎたいので、後日記録できたらいいなぁとは思いつつも、来週から本格的に忙しくなる現実から目をそらしたいので、自分のためには記録更新よりソファの上が最優先で間違いない。