カラテア

マコヤナ歴およそ6年。害虫との戦いは2年目。またまだカラテア初心者。

新芽を待ってたカラテア

正月以降、いたってまじめに生活していた。
ソファの上にいた時間が短すぎると実感するほど。

室内温度16℃、湿度81%、天気はくもり。今夜は暖かい。
今冬室内の最低気温は13℃だったような、相変わらずあいまいな記憶。
12月下旬から外は冬らしく寒さを増し、愛車が凍る日もあった。
うちのカラテアたちはほぼ元気に過ごしています。
育て主である園芸素人のささやかな辛抱によって。

正月明けに職場で聞かれた、この時期挨拶のような問い。
「寒いねー!暖房器具は何をつかってる?」
「…(無言で相手の顔を見る)」
気になりますか、ですよね。使ってないんですよ、って答えて理由聞かれたら説明が非常に面倒くさい。
うちの美しいカラテアたちのために、暖房をつけることで生じるであろう夜と朝の気温差を軽減するためにつけてないです、という説明が。

園芸素人、だいぶ間をおいて正直に答えた。
「うち、暖房器具つけてないです。」
「!(軽く驚く質問者)」
「いや、あれですよ、布団です。毛布とか」
「あー!そうか、」
ちょっと気の毒そうな表情をされたけど、理由が問われなかったのでなんとか乗り切ったと思う。
もともと機密性のある部屋なので、さほど労なく過ごしています。
ビール飲むと冷えるのが困る程度の辛抱。

暖冬の影響により、冬にも関わらずうちのいくつかのカラテアたちは新芽を出している。
12月下旬だったか、これはもしかして?と気づいた新芽。
写真に写せるほど伸びるのを待っていた。
ようやく見えてきたその新芽がこちら↓f:id:calathea:20190110203622j:plainカラテア・エクアドリアナの新芽。

うちに来た当初がこう↓f:id:calathea:20190110204133j:plain

 

うちで過ごした数ヵ月後の現在がこう↓f:id:calathea:20190110221255j:plain

待望の土からの新芽、ということとなぜこうなったかという物語、いやただの記録。

カラテアのことが知りたくて、カラテアがたくさん載っていそうな本を購入。
カラーリーフプランツ。
その本で初めて知ったカラテアの一つがそう、カラテア・エクアドリアナ。
これまで聞いたことも見たこともないカラテアだったから、流通してないだろう…が第一印象。
もし、万が一でも出会ったなら絶対に買う!リスト入りしたのは言うまでもなく、本に載っていた写真をうっとりながめていた。

そして日課というかもはや習性でカラテアをネット検索。
そこで偶然、エクアドリアナ発見!!
うぉ!これ本に載ってたやつだ!!まじか!奇跡すぎる!迷わず買うわ!!という狂喜乱舞な内心に冷や水を浴びせたのはそのお値段。
お高い。自分には充分お高い数字だ。
購入ボタンを押す、人差し指に迷いが。
買って無事に育てられる自信があれば、値段になど迷わない。
でも自分は自信を持って言える、園芸素人だ!!
このお値段、枯らしてしまったらどこまで自分は沈むだろう…。
さらに希少種を枯らしてしまったという罪悪感も上乗せされるだろう…。

どうする?買うか、買うまいか。
愛情は湧いても無事に育てられるか?
ぐるぐる考えている間に、売り切れてしまうかもしれない。
急いで決断しなければ。もう二度と巡りあえないかもしれない。
ポチ…

なんだろう…2018年は自分のなかでレアに位置するカラテアたちに出会ってしまって、ポチ…っとしまくった一年だったなぁ…としみじみ思った。

興奮しすぎてご購入したエクアドリアナ。
その全長などまったく確認していなかったせいか、届いた箱に「家具ですか!」とつっこみ入れるより、やばいこれ、この大きさこの狭い部屋にどうする、の不安の方が大きかった。
けど箱から出した瞬間、そんなどうでもいい問題はどっかいった。

数ヵ月後の今の姿はアレですが、それはもう届いた当時の美しい姿といったら。
鉢をまわして四方八方から眺めては…うっとり。
今は見る影がアレですが。
写真では判断が難しかったけどゼブリナ、ヴァルセヴィッチーと同じく葉の表はビロード状の光沢。わずかに波打っている。
葉の裏は真紅かー!と感嘆するほど赤く、またうっとり…。

思う存分うっとりした後はいつもの害虫チェック↓f:id:calathea:20190110204104j:plain

害虫よりもまず、茶色い葉っぱをちぎりたくなったので、こう↓f:id:calathea:20190110204040j:plain

ちぎってやった、となぞの満足感を覚えてから害虫チェック。
いない!きれい!と思っていたらいました。
後から気づいたけど、すぐ上の写真にも写ってました。(写真の左下の根本)

f:id:calathea:20190110203956j:plainちっちゃいカタツムリ。
これが外で見たなら、かわいーねーで終わるけどここは室内。部屋の中。生活空間。

庭ですらプロ農家が憎々しげにカタツムリをアレするのを目にしていたので、肉眼でようやく確認できるほどの小さなカタツムリでも容赦しないことに。

よくよく観察すると、このちっさなカタツムリ…たち、どんどん発見された。
数日は見つけ次第、破壊…アレして処分してましたけれども数が減らない。
次々に見つかる。
これはおそらく、たまごから還ったのだろう。ということは数は知れない。
どうする…室内で薬剤は使えない。
懸命に考えた結果、表面の土を5cmほどえぐって捨てることにした。
たまごとカタツムリはそこまで土深くに埋まっていないだろう、と予想して。

結果それが効を奏し、カタツムリはほぼ一掃された。
ここで終わらないのが園芸素人。
えぐった土の後に、当然あたらしい土を足した。
土をいれるまえに元々の土が湿っていたのは確認していた。でも新しい土は当然、乾燥している。
一瞬迷うも土をなじませるためにも水をダバーとかけ、まだカタツムリの残党を警戒していたので他のカラテアたちと遠く離れた玄関に置き、しばらく様子をみることにした。

それもよくなかった。
玄関は風通しが悪く湿気がこもりやすい。
陽も当たらない。
つまり大方の予想通り、カビがはえまして…。

「妹よ、お高い値段のカラテアをポチったのだが、ある日を境にその美しいカラテアの葉がどんどん、どんどん枯れていくのをただ見守るしかできないこの心境を、想像できるか…?」
「…いくらしたの?」
「うん…高かったよ…」
何度も同じことやらかしてる園芸素人。今回はお値段のせいか、悲しみを一人で抱えられず妹さまに不安な胸の内を漏らした。
それ以上聞いてくれなかったのは妹の優しさなのか、まったく興味がなかったのかどちらなのかわからない。
でも妹さまの表情見ていたら、値段言えなかった。
この悲しみは一人で抱えることにした。
慣れてるし!

葉が枯れ、太い茎までカビに侵され、できることといえばアルコールスプレーと自然乾燥のみ。
乾燥を早めるために鉢の下にぐしゃぐしゃにした新聞紙を敷いたような。
特等席にいたお気に入りのファッシアータを床に降ろし、そこにエクアドリアナを配した。
ファッシアータも調子よくないのに、ごめん…と心で謝りながら。
つまり、自分にできることはそれぐらいで…あとはエクアドリアナのことを信じるしかなかった。

土が乾いてしばらくすると、葉枯れとカビがおさまり小康状態。
もちろん、新しい葉が伸びる気配もなく秋になり…。
このまま冬を迎えるのだろう、いや、茎の数が減ってしまったがこの状態でも生きていることが素晴らしい…!とエクアドリアナを遠くから見守っていた。

そしてすっかり忘れた頃に、そろそろ水をやろうと見ると、茎と茎の間から新芽が!

f:id:calathea:20190113194002j:plainエクアドリアナ、元気になってくれたのか!!
このときの新芽には心で泣いた。

その後は暖冬の影響もあり、新芽が3枚ほど伸びた。
寒い季節の新芽だったせいか、開いた葉はダメージを負っていたけど。
持ち直してくれた証拠なのでそこも愛でてます。


新芽を確認して安心してからのさらに現在ほぼ放置、ではなく冬ということもあり水を控えていた。
ひさびさに水をやると今度は茎の間でなく、ついに土からにょきっと新芽2つがはえてきた!という話。
あーよかった、よかったよ…と安心してソファの上に戻った次第ですが、どうやら風邪をひいたらしく、妹さまに鼻で笑われるかもしれないほどの微熱が。
ということで布団の中からお届けしました。
ソファの上から布団の中に移動しただけで、普段の休日となに一つ変わらず過ごせていることに違和感ないのが違和感しかない。