暗い部屋のドアを開け、とりあえず風呂場の電気をつける。
スマホがメッセージを受信したようで点灯していた。
眼鏡を定位置に置くため、風呂場を背に暗い部屋を進む。
視線はスマホの画面に。
ふと顔の近くの高さをなにかが飛来した。
まぁ蛾かなにかが唯一の明かりである風呂場に向かっているのだろうと思いながら、メッセージを読む。
『荷物を投函いたしました』のお知らせ。
さっき郵便受けチラ見したけど、そんな荷物ありませんでしたけどねぇなど思いながらすーっと大きく鼻から息を吸った、瞬間。
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なにから記録すればいいのか…間があきすぎた。
いろいろあって…記録に向き合えなかった。
数ヵ月前に話はさかのぼる。
親父が病院に運ばれたと、第一報を受けたとき真っ先に思ったのは「意識があるか」だった。
生きていてほしいという願いがあったから。
どのタイミングで思ったか記憶は定かではないが、こうも思った。
「やっべ!親父になにかあったらライブに参戦できない!!」
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ご存じのように、メンテナンスが適当になっていました。
毎日見てはいるものの、表面上しか見てないのだろう。
上から葉っぱの様子を見るだけで「あ?水切れか?」と鉢を持ち上げ、風呂場で水をやる程度のメンテナンス。
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