カラテア

カラテア

 マコヤナ歴およそ12年。害虫との戦いは8年目。いまだにカラテア初心者。

カラテアと楽しい水やり

たった今、起こった出来事を記録する。
以降の記録更新がない場合、自分は…

 

 

ソファの上で身動きとれずにいるだけなので、案じられなくても大丈夫です。
たぶん。

 

2021年 春の新芽記録後、そういえばマコヤナに新芽ないなぁと思い至り、土を確認してみた。
指で土を探る…完全に乾いてはいないものの、まだ少し水気は感じられる。
あわせてマコヤナの美しい葉に目をやると、わずかに葉が丸くなっているのを1、2枚確認できた。

 

よし、水をやろう。
重たい鉢を持ち上げると、軽く感じた。
これだけの鉢の土に水分が残っていると、重くて持ち上げるのがつらい。
軽く感じるということは、やはり水やりのタイミングだろう。
とはいえ、マコヤナの鉢を運ぶのは重くて面倒。
マコヤナに限ってはいつも休日に、置場所から近いベランダでの水やりが定番。
しかし、水をやろう!と思ったタイミングの今が夜で。
休日まで待てなかったのは、マコヤナに一日も早い新芽を期待したからだろう。

 

風呂場まで運ぶとやっぱり重い。
はー、と息をついて風呂場の洗い場にでん、とマコヤナ配置。
じょうろに水を…マコヤナどうやら、植え替え後に調子を崩したようで、土にカビの発生が疑われていた。
というのも、残念ながらマコヤナの鉢にチャタテムシの存在を確認したから。

じょうろの水およそ750mlに、100均で売ってるアルコールスプレーを3プッシュ追加、できたアルコール水をかける。
カビ発生時の気休めで、応急処置的なものでしかない。
カビがはえた場合、本来なら土を入れ換えたほうがいいらしい。
ただ自分がやらかしてマコヤナ植え替えたばかりですからね…。
2度の植え替えで、これ以上のダメージをマコヤナに与えたくない、が建前で正直、鉢が大きすぎてマコヤナの植え替え作業は面倒以外のなにものでもない。
気休めでも薄めたアルコール水は、他のカラテアでも何度もやっていて、効果がなくはないような手応えのため、カビが疑われる鉢にはたまにやってる。

 

水やり、楽しいよね!
植物がいきいきしてるように感じられる。
風呂場で水をやるときは、葉水もできる!
じょうろにたっぷり入れた水を、ゆっくり土にかけていく…。
土が水を吸う音を聞きながら、大事なマコヤナにあますことなく丁寧に水をかける…。
みずみずしくうるおっていく美しいマコヤナ…。

 

鉢が大きく、高さもあるため何度もじょうろを動かし、水をまんべんなくかける。
美しい葉をかきわけ、新芽がたくさん出るようにと、うるおう土の表面を見ながら水をかけ続ける…と、視界に動くものが。
分かっていたけどチャタテムシが水にびっくりして、うじゃーっと。
うへぇと思いながら水を続ける。
鉢の底から水が出るまで、たっぷり水をやりますよ。

チャタテムシが湧くのはやはり土にカビが繁殖しているせいか?と思いながら土の表面を水をやり続けながら見ていると、明らかにチャタテムシでないものの動きが見えた。

 

…細長く小さいながら、うじゃうじゃ足が。
これは、ムカデの子ども!
じょうろを捨て置き、定位置のハサミをさっと掴み、その瞬間目を離したけれども鉢に目を戻すと、見失わなかった。

小さすぎてハサミから逃げられる!
何度か空を切り、小さいムカデはあろうことかマコヤナの1本にのぼりはじめた。
一瞬迷うも、ごめん!と詫び、マコヤナごとムカデを切った…。
無事に仕留めた小さなムカデを見ると、ちょうど半分になってた、けど頭はまだ動いている…。

本日2度目、最初より不快感が増したうへぇ…を感じながらも、始末できたことに安堵してトイレ紙に包んで捨てた。
切ったハサミもついでにアルコールでふいて、何事もなかったかのようにまたじょうろを持つ。
仕切り直して、さー水やり再開ですよーっと鉢を一周しないうちに、目を疑う。
はっ!!またいた!!!
鉢の側面に逃れるちっちゃいムカデに、迷うことなくティシュで上から押さえつけた。
まさかの2匹目に、ふるえる。
現実逃避するように、じょうろを再び持つ。
もう大丈夫、大丈夫だ。そう言い聞かせながら水やり再開しようとたっぷりとうるおった土の表面を見ると、まだ、動く、ものが…。
いや、3匹目…。

 

じょうろ置いて、立ち上がり、パタン…と風呂場の戸を閉めた。
洗面所の前で、しばし放心…。
いやいや、虫にある程度の耐性ありでもなー、こう、いるべきじゃない状況下で出会う衝撃と、いるのが当たり前の畑とか実家での状況とは違うからなー…。
小さいとはいえ、3匹は、ない。
は?ムカデ大きくなるまでどれだけかかるの?あれが大きくなったらどうなるの、噛まれて危ないわ!!
3匹、しかも子どもサイズってことはなにか、たまごから孵化したの?
自分はマコヤナ育ててるつもりが、ムカデ育ててた?
放心状態からの怒濤の疑問に、スマホで検索。
ムカデの寿命ながい、6~10年とか!
え、卵の数がえげつない…80匹とか、え…マコヤナの鉢の中に80匹かえってるかもしれないの?なにそれ、怖い。
しなければいいのに、想像してふるえた。

 

スマホを握りしめながらソファの上にふらふら戻り、正座。
再び放心…。
いやいや…、ない…。
つい先日、ここ最近もう害虫らしい害虫とも遭遇してないし、害虫との戦い歴うんたらかんたらは外そうかなー、と思ってた自分を叩きたい。
フラグか、そうか、これがフラグというものだったのか。
そんなことはいまどうでもいい。

スマホに問う。
助けて、どうすればいい。
ゴキブリはやれるけど、ムカデは噛まれると痛いらしいから成長されると怖い。
田舎に住んでて幸運なほどムカデと遭遇しなかったのに、なぜここにきてこんなにもムカデと出会うか。
小さいとはいえ、次々に現れたムカデにすっかり心が折れた。
ネットでムカデに効果のある殺虫剤を探す。
口コミをひたすら読みあさる。
今から買いに走るか、もういきつけの店は閉店だ。
別の店はまだいける、けど待て。
確か買い置きのムカデをやれる室内用の殺虫剤が残っていたぞ?
以前、部屋にムカデ大が出たときに買っていたその残りだ!
室内外用の置くタイプ。
引き出しから取り出したそれは、今まさに買いに走ろうとしていた、口コミでもそこそこ効果ありの殺虫剤と同じものだった…!
えらいぞ、自分!!
過去の自分に感謝してすぐさま封を切り、マコヤナの根本に躊躇なく置いた。

 

…これでもう、大丈夫だ。
大丈夫だけど、すぐさま同じ対ムカデ殺虫剤を購入しよう。
そして今まで存在に目をつぶっていたチャタテムシ!!
どこにでもいるから仕方なし、と思っていたチャタテムシも、もう始末する。
エサを絶つ、許さない。
専用の殺虫剤でやる、決心した。

 

 

 

ちょっとあれなムカデ話ばかりでどうかなと思ったので、騒動となったうちの美しいマコヤナの写真も記録↓
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ムカデは写っていないのでご安心ください。
矢印は今回の救世主、対ムカデ殺虫剤。
これ、臭いがあって狭い室内での使用がためらわれて2個組のうち1個しか使用しなかった、の残り。
以前使用したとき、臭いを我慢しながら室内で使用して、1ヶ月の使用期間後、好奇心からムカデが捕れたか分解してみたところ、まったく姿がなかった。
そのせいで効果を感じられなく、2個目の使用を放置して運よく今回すぐ使用できたわけですが。

先程マコヤナの写真を撮影しようと風呂場におもむいたところ、ムカデのちっちゃいのが洗い場にいました。3匹目ですかね。
撮影もした、やっぱりムカデだった。もがいてた。

風呂場はその臭いで充満してましたけど、どうやら効果ありと改めさせていただきます!!ありがとう、対ムカデ殺虫剤!!
おかげさまで安心して眠れます!!

 

翌朝、80匹のムカデの残骸が風呂場にあったら…さすがに虫に耐性ありの自分でも…と想像すると、ちょっと眠れなくなるから今回のことはすぐに忘れたい。
さすがに80はない、うん、10とか…いやそもそも、植え替えたばかりのマコヤナに、一体どうやってムカデが、とか考えるともう眠れなくなるからとりあえず、室内用の殺虫剤を明日にでも買い求めたい。
室内用とはいえ安全のため、もちろん用法使用量を守って使用します!

 

あー…明日の朝、誰か代わりに風呂場をのぞいてくれないかな…